
これはもう、笑ってしまうほどの「棚上げ」でしょう
中道改革連合の野田佳彦共同代表が、高市早苗首相に対して旧統一教会との関係について「首相自身で説明するしかない」と迫った。
週刊文春電子版が報じた、2019年の自民党支部パーティーで関連団体が計4万円分のパーティー券を購入していた疑いについてだ。
たしかに、政治家が説明責任を果たすことは大切である。
国民に選ばれた存在として、疑惑があれば誠実に向き合うべきなのは言うまでもない。
しかし、ちょっと待ってほしい。
その言葉、そっくりそのままお返ししたい相手がいる。
他でもない、野田氏ご自身だ。
産経新聞が報じた野田氏と勝共連合の「深い関係」
産経新聞の取材に対し、国際勝共連合の横田浩一会長補佐が重要な証言をしている。
2019年1月、当時理事長だった横田氏は野田氏と衆院議員会館で面会したというのだ。
この面会には勝共連合から横田氏、梶栗正義会長、もう1人の関係者が参加。
野田氏側も別の衆院議員が同席していたという。
目的は、韓国ソウルで開催される教団系イベント「UPFワールドサミット」への参加要請だった。
野田氏の回答はこうだ。
「8日は国会があるから参加できないが、10日は日曜日なので前向きに検討する」
結果的に欠席したとはいえ、この対応は「前向きに検討」というレベル。
教団との距離感として、果たして適切だったのだろうか。
さらに驚くべきことがある。
勝共連合は平成12年から21年までの4回の衆院選で、野田氏を支援していたというのだ。
横田氏は「31年の時点でも、当然われわれを覚えていた」と語っている。
4回もの選挙支援を受けておきながら、「存在自体を認めないような態度は残念だ」と横田氏は嘆く。
この証言が事実なら、野田氏と旧統一教会系団体との関係は、決して浅いものではなかったことになる。
「分からない」を連発する野田氏の不誠実さ
では、野田氏はこれらの疑惑にどう答えているのか。
教団関係者との会合写真が報じられた件について、野田氏は出席自体は認めた。
しかし「どういう人たちが集まったかは、事務所で調べたが分からない」と述べている。
横田氏は写真について「野田氏の向かって右隣に写っているのは私だ」とはっきり認めている。
教団船橋教会の教会長の姿もあるという。
韓国の捜査当局が押収した教団内部文書「TM特別報告」の記述との整合性を問われても、野田氏の答えは「会ったかどうか分からない」。
分からない、分からない、分からない。
その言葉ばかりが並ぶ。
4回も選挙支援を受けた団体の関係者と会ったかどうかが「分からない」とは、いったいどういうことなのか。
政治家として、あまりにも不誠実な対応と言わざるを得ない。
高市首相の支部に4万円分のパーティー券購入疑惑があれば「説明するしかない」と迫る。
一方で自分は4回の選挙支援を受け、勝共連合幹部と面会し、教団関係者との写真も存在する。
なのに「分からない」の一点張り。
この二重基準、国民は見抜いている。
説明責任を他者に求めるなら、まず自らが範を示すべきだろう。
そうでなければ、その言葉に何の説得力もない。
野田氏が本当に旧統一教会問題を重視しているのなら、やるべきことは明白だ。
自身の関係を徹底的に調査し、国民の前で包み隠さず説明する。
それが先ではないのか。
他人の4万円を追及しながら、自分の選挙支援については口をつぐむ。
この姿勢こそが、政治不信を招く元凶ではないだろうか。
国民が求めているのは、与野党を問わない透明性だ。
旧統一教会問題を政争の具にするのではなく、全ての政治家が自らの関係を明らかにすること。
それが真の解決への第一歩であるはずだ。
野田氏には改めて問いたい。
「首相自身で説明するしかない」というその言葉、鏡に向かって言ってみてはいかがだろうか。



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