ヘッダー画像

全てのページに広告を含みます マスコミ 政治

【老害】元朝日記者・佐藤章が中国共産党のプロパガンダ丸呑みで内閣総辞職と妄言爆発 ジャーナリズムはどこへ消えた?

ハンマー事件

クリックすると笑顔になれます

保守ランキング

にほんブログ村

フォローすると幸せになれます

「内閣総辞職」って、何を根拠に言っているのか。

佐藤章氏の一連のポストを見て、わたしは本気で不安になった。

元朝日新聞記者という肩書きを持つ人が、中国側の音声データをそのまま鵜呑みにして大騒ぎしている。

12月9日夜に中国国営メディアが公開した音声データ。BGM付きで、英語も中国訛りっぽい。ネット上では「本物なの」という疑問の声があふれていた。

ところが佐藤氏はその音声を「反論余地ない証拠」として、小泉防衛相も高市首相も嘘つきだと断定した。「日本側がもう何を言っても信用されない」とまで書いている。

いったいどういうことなのか。

事前通告の中身を検証する

中国側が公開したのは「艦載機の飛行訓練を実施する」という超ざっくりした連絡音声だけ。これを受けて自衛隊側が「メッセージを受信した」と返答したというもの。

でも小泉防衛相が12月10日の会見で説明したのは、こういうことだった。飛行訓練を開始する旨の連絡があったことは認める。しかし艦載機がどのような規模で、どのような空域において訓練を行うのかという具体的な情報は一切もたらされていない。

訓練を行う時間や場所の緯度・経度を示すノータムもなく、船舶等に示す航行警報も事前に通報されていない、と。

つまり「訓練やります」と言われただけで、どこで何時から何機で何時間やるかは何も教えられていないわけ。これって事前通告と言えるのだろうか。

例えるなら「きょうどこかでパーティーするから」とだけLINEして、具体的な場所も時間も人数も教えない。後から「連絡したじゃん」と逆ギレしているような状態だ。

しかも実際にレーダー照射があったのは、1回目が約50キロ離れた距離。2回目はなんと100キロ以上も離れた距離で、高度差もある。断続的に約30分間もレーダーを照射し続けるって、普通に考えて異常でしょ。

防衛省関係者も「普段、船が通る時に交信する音声であって、ノータムや航行警報といった正式な通告ではない」と明言している。「今回の音声をもって通告したと中国が主張しているのはおかしな話だ」とも。

計算された中国の情報戦

なのに佐藤氏は「中国側の言い分が正しかった」「小泉進次郎の辞任は免れがたい」と書く。記者としての基本中の基本である「裏を取る」という作業を一切していない。中国側の主張をそのまま垂れ流すだけなら、ジャーナリストはいらないよね。

中国は今回、かなり計算された情報戦を仕掛けてきた。まず12月7日に日本が抗議した直後、中国海軍報道官が「自衛隊機が妨害した」と反論。12月8日には中国外務省が「捜索レーダーは通常動作」と主張。そして12月9日夜、満を持して音声データ公開。

このタイミング、完全に計算されている。

音声データ自体も「反論の余地のない証拠」という挑発的な文言付きでXに投稿。日本の世論を揺さぶろうとしているのがミエミエだった。実際、佐藤氏のように簡単に乗っかる人が出てきたわけで、中国の狙いは部分的に成功している。

さらに中国は、ドイツのベーアボック外相との会談で「ドイツと違い、日本は戦後80年が経ってもいまだに侵略の歴史を徹底的に反省していない」と日本批判を展開した。レーダー照射問題から一気に歴史問題にすり替えて、国際的に日本を孤立させようとしている。

これが中国の常套手段。一つの事件を最大限に利用して、日本の立場を弱めようとする。

中国プロパガンダに乗せられる左翼活動家

でも佐藤氏の一連のポストを見ていると、まるで中国の広報担当みたいに見えてしまう。「国辱そのもの」「内閣総辞職」「高市失言は本当にデタラメだった」。こんな扇動的な言葉を並べて、冷静な議論を妨げている。

ジャーナリストなら、中国側の主張にも日本側の主張にも等距離で接して、何が真実なのかを追求すべきでは。「日本政府が嘘をついている可能性もある」と疑うのは大事。でも「中国政府も嘘をついている可能性もある」と同じように疑わないと、それはジャーナリズムじゃなくてプロパガンダだ。

今回の件で一番問題なのは、レーダー照射という危険行為そのもの。事前通告の有無以前に、対領空侵犯措置を実施していた自衛隊機に対して断続的にレーダーを照射し続けることは、航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為。これは誰が見ても明らか。

2013年の中国海軍艦艇による海自護衛艦へのレーダー照射、2018年の韓国海軍艦艇による海自哨戒機へのレーダー照射に続く、極めて深刻な事案だ。

これを「事前通告してたから問題ない」と論点をすり替えようとしている中国の戦術に、まんまと乗っかってどうするのか。

しかも日中防衛当局間の専用回線「ホットライン」も、日本側が呼びかけたのに中国側が応じなかったと報道されている。対話で解決すると言いながら、ホットラインには出ない。曖昧な連絡だけして「事前通告した」と主張する。そして国営メディアを使って大々的に情報戦を仕掛ける。

別に中国を一方的に悪者にしたいわけじゃない。国際関係は複雑で、日本にも改善すべき点はたくさんある。でも少なくともこの件に関しては、中国側の主張には明らかに無理がある。

それなのに元新聞記者という立場の人が、検証もせずに中国側に全面的に加担するような発信をするのは、本当に危険だとわたしは思う。

情報戦の時代だからこそ、一つ一つの情報を丁寧に検証して冷静に判断する必要がある。「内閣総辞職」と叫ぶ前に、まず事実確認してほしい。

中国の情報戦は確かに巧妙。でもそれに無批判に乗っかる日本人がいることも、同じくらい大きな問題だとわたしは感じている。情報戦の最前線で戦っているのは軍隊じゃなくてメディアとSNS。だからこそ発信する側の責任は、本当に重い。

ネトウヨ連呼のバカな老害は口にバッテンシールでも貼っとけ!

クリックすると笑顔になれます

保守ランキング

にほんブログ村

フォローすると幸せになれます

-マスコミ, 政治