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中国共産党を猛獣扱いする玉川徹のトンチンカン発言に違和感 公正中立で放送法を守るはずのテレビ朝日はどこへいくのか?

玉川徹

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テレビ朝日「モーニングショー」で玉川徹が放った「中国を猛獣とすれば、いたずらに刺激するメリットはない」という言葉を聞いて、わたしは耳を疑った。相変わらずのことだが

高市首相の台湾有事に関する答弁を批判し、まるで日中関係悪化の責任がすべて日本側にあるかのような論調。

これが公共の電波を使った報道番組のコメントなのかと、正直驚きを隠せない。

高市首相の発言は国民を守るための当然の姿勢

11月上旬の国会で、高市首相は中国が台湾に武力行使した場合、日本の存立危機事態になり得ると答弁した。

これは首相として極めて当たり前の認識である。台湾と日本の距離を考えれば、台湾有事は即座にわたしたち日本国民の安全に直結する問題だ。

地理的に見ても、台湾から与那国島までわずか110キロしか離れていない。これは東京から静岡までの距離より近い。台湾海峡で軍事衝突が起きれば、シーレーンが遮断され、日本経済は壊滅的な打撃を受けるだろう。

エネルギーも食料も多くを輸入に頼るわたしたちの生活が、一体どうなるのか想像してほしい。

首相がこうした現実を直視し、国民に正直に説明することは責務だ。

むしろ曖昧な態度で事態を先送りする方が、よほど無責任ではないか。玉川の批判は、この基本的な事実から目を背けている。

挑発しているのは一体どちらなのか

玉川は「中国を刺激するな」と繰り返すが、実際に挑発行為を続けているのは中国側である。レーダー照射という極めて危険な行為を複数回実施し、日本の自衛隊機を威嚇した事実を、どう説明するつもりなのだろう。

レーダー照射は攻撃の一歩手前の行為だ。これは国際的に見ても明確な敵対行動である。2013年に中国が海上自衛隊の護衛艦に火器管制レーダーを照射した際も、大きな問題となったことを忘れてはならない。

なのに玉川は、こうした中国の具体的な軍事的挑発行為よりも、高市首相の発言の方が問題だと主張する。

この論理は完全に転倒している。因果関係を意図的に逆転させ、被害者である日本に責任を押し付ける構図。

これでは公正な報道とは到底言えない。

「猛獣」発言が示す危険な思考

特に問題なのは、玉川が中国を「猛獣」に例えた点だ。この比喩自体、中国に対して極めて失礼ではないのか。しかも「猛獣をいたずらに刺激するな」という論理は、要するに「理不尽な相手には黙って従え」と言っているに等しい。

国際社会は法の支配に基づいて成り立っている。力による一方的な現状変更は認められない。

これは民主主義国家の共通認識だ。玉川の主張は、この原則を完全に無視している。

わたしたちは中国と友好関係を築きたいと願っているが、それは主権を放棄することとイコールではない。

対等な関係を構築するためには、言うべきことはきちんと言う必要がある。これは外交の基本中の基本だろう。

放送法が定める公正中立はどこへ

テレビ朝日は放送法第4条で定められた「政治的に公平であること」を守る義務がある。しかし玉川のコメントからは、特定の政治的立場への明確な偏りが見て取れる。

高市首相の発言を一方的に批判し、中国の軍事的挑発行為を相対化する。日中の経済関係だけを強調し、安全保障上のリスクには触れない。

このバランスを欠いた報道姿勢は、視聴者に偏った情報しか提供していないことになる。

番組内で他の出演者が冷静に問題点を指摘していたという声もある。

それなのに玉川だけが「なんとしても高市さんが悪い」という結論に固執していたとすれば、これはコメンテーターとしての公平性を著しく欠いている。

視聴者は多様な視点から情報を得る権利がある。特定の主張だけを一方的に押し付けるのは、報道の役割を放棄しているに等しい。

経済と安全保障のバランスを考える

確かに日中の経済関係は重要だ。多くの日本企業が中国でビジネスを展開し、サプライチェーンも深く結びついている。玉川がこの点を懸念する気持ちは理解できなくもない。

しかし経済関係を優先するあまり、安全保障上の懸念を無視してよいわけがない。むしろ経済的な相互依存があるからこそ、軍事的な緊張を避けるために双方が自制すべきなのだ。

その自制を求めるべき相手は、レーダー照射という具体的な危険行為を行っている中国側である。日本が正当な防衛政策を説明することを「刺激」と呼ぶのは、完全に筋違いだろう。

経済も安全保障も、どちらもわたしたちの生活に直結する重要な問題だ。だからこそバランスの取れた冷静な議論が必要なのに、玉川の主張はあまりにも一方的すぎる。

視聴者が求める本当の情報とは

わたしたちが朝の報道番組に求めているのは、事実を正確に伝え、多角的な視点を提供してくれることだ。特定の政治的主張を押し付けられることではない。

モーニングショーは影響力のある番組である。だからこそ、出演者には高い見識と公平性が求められる。玉川には、もっと冷静で客観的な分析を期待したい。

高市首相の発言が適切だったか、日中関係をどう構築すべきか。

こうした重要なテーマこそ、様々な角度から議論されるべきだ。結論ありきで一方的な主張を繰り返すのではなく、視聴者が自分で考える材料を提供してほしい。

テレビというメディアの影響力は、依然として大きい。その責任を自覚し、公正中立な報道姿勢を取り戻すこと。

それがいま、テレビ朝日と玉川に求められていることではないだろうか。

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