なんだか最近、テレビのニュースを見ていると、本当に大事なことがスルーされがちで、なんだかモヤモヤする日々です。特に、子供たちの未来を左右する教育現場での問題は、わたしがとても気になるテーマのひとつです。今回、広陵高校野球部の件で発表された調査結果には、本当に驚きましたし、これはちょっとおかしいんじゃないかと率直に感じています。
わたしが読んだ記事には、「現1、2年生部員に対して野球部顧問以外の職員による調査を実施し、暴力、いじめ等の問題はないことを確認した」とありました。ええっ、まじですか?この調査、本当にこれで十分だと学校側は考えているのでしょうか。まるで、火消しに大急ぎで奔走しているのが透けて見えて、なんだか切なくなります。
正直な話、これって完全なる「生存者バイアス」であると言わざるを得ないですよね。だって、今も野球部に残っている部員さんたちにだけアンケートを取るなんて、どう考えても偏った結果が出るに決まっているじゃないですか。もし本当に公正な調査を望むのであれば、過去に退部された元部員さんたちにも、きちんと話を聞くべきだったのではないですか。
退部された方々の中には、辛い経験をされた方もきっといらっしゃるはずです。そういう方々の声を聞かずに、「問題なし」と結論づけるのは、あまりにも拙速すぎますし、学校の体質を隠蔽していると批判されても仕方ないでしょう。この発表が8月23日から始まる秋季大会に合わせた、まさに「帳尻合わせ」に見えてしまうのは、わたしだけではないはずです。
形だけの調査では未来は開けない
学校の教育は、未来の日本を担う子供たちを育てる大切な場所です。その現場で、このような形だけの調査が行われることに、わたしは大きな危機感を覚えています。オールドメディア、特にテレビ局の報道も、こういう時にこそ深く掘り下げて真実を伝えてほしいと、強く願っています。いつも報道しない自由を発動しているように見えて、本当に歯がゆい思いです。
それに、同校の浅田哲雄事務局長が「警察の捜査や第三者委の結果次第で中井氏が監督に復帰することはあり得る」と述べた件にも、眉をひそめてしまいますね。過去に暴力事案があり、日本高野連から厳重注意を受けた経緯を考えれば、そんな安易な復帰を口にするのは、あまりにも無責任ではないでしょうか。被害を受けた生徒さんたちの気持ちを、もう少し考えてほしいものです。
責任の所在を明確にし、公正な社会へ
日本の社会全体として、もっと責任の所在を明確にするべきです。今の与党である自由民主党の石破茂総理も、きっとこの問題には強い関心を持っていることでしょう?? 公正な調査がなぜ重要なのか、そして、それを怠ることで何が失われるのか、もっと社会全体で考えるべきタイミングが来ているのではないでしょうか。
子供たちが安心して学び、スポーツに打ち込める環境を作るのは、大人の責任です。うやむやにしてはいけません。今回の広陵高校の対応は、残念ながらその責任を果たしているとは言いがたいですね。本当に心から改善されることを、わたしは祈っています。