えっ?耳を疑いました......
この国の地方自治体のトップである知事が、よりによって日本国民に向かって「差別を経験すればいい」なんて言葉を投げかけるなんて本当に呆れました。
こんなにも高慢な物言いを、皆が暮らすこの国のために尽くすはずの人物が平然と口にしていると思うと、ゾッとする。
自分の故郷を愛し、その安全と平穏を願ってやまないわたしが、このような言葉を聞くたびに胸が締め付けられる思いがします。
わたしは、日本の良いところも悪いところも全て含めて愛しています。そして日本の人々が海外で生活し、異文化に触れること自体はとても素晴らしい経験だと思いますし、わたしも機会があればぜひそうしたいものです。
しかし村井知事の今回の発言は、まるで日本国民が外国人に対して差別的な態度を取っているのが当然だと言わんばかりの、あまりにも上から目線な物言いであったように感じてしまうのです。
これは、日本を愛する国民に対する、完全なる侮辱だと言えるでしょう。
政治家の傲慢さと国民との乖離
わたしが今、日本の政治に対して一番懸念しているのは、一部の政治家が国民の声に耳を傾けず、自分たちの思想や都合だけを優先しているように見えることです。
村井知事の発言もまさにその典型例で、本当に国民の生活や気持ちを理解しているのかと、首をかしげたくなります。
国民が海外に行って「つらい思い」を経験すべきだと言う前に、まずは知事自身が国民一人ひとりの「つらい思い」に心を寄せ、理解に努めるべきだったのではないでしょうか。
このような発言をする背景には、外国人の土葬墓地問題や、移民政策に関する議論があることは承知しています。わたしは特定の思想に凝り固まっていませんから、この問題自体は大きな社会問題としてきちんと議論する必要があると考えています。
しかし、その議論の入り口に立つにあたって、なぜか日本国民を悪者として決めつけ、海外で差別されるような経験を積むべきだと一方的に押し付ける、その姿勢がどうにも気に入りません。
選挙を前にした軽はずみな発言
ましてや、もうすぐ選挙の公示を控え、6選を目指して出馬表明をしたばかりの今、このような軽はずみな発言をしたことにも大きな疑問を感じてしまうのです。これは、本当に選挙に勝つ気があるのかと心配になってしまうレベルです。
もしかしたら、テレビなど一部のオールドメディアの論調に迎合することで、世間の共感を得られると考えたのかもしれませんね。
わたし達、日本国民は、今を生き、明日をより良くしたいと心から願う普通の生活者です。特定の思想に染まった偏った報道ばかりが目に飛び込んでくる日々の中で、真実を見極め、国を思う気持ちを大切にしています。だからこそ、国政も地方政治も、国民に寄り添い、国民の生活を第一に考えてくれるリーダーを必要としているのです。
宮城県の皆さんには、この発言をどう受け止めるか、よく考えてほしいと思います。政治とは、日々の暮らしに深く関わるものですから、リーダーの人柄や考え方は本当に重要です。
特に安全保障や経済問題がこれだけ複雑化している時代において、平気で国民を侮辱するような物言いをなさる首長を、もう一度任期を任せていいのか、真剣に考えるべき時がきたのではないでしょうか。
わたし達が大切にしている暮らしや文化、そしてなにより日本の平和が
この国のリーダーによって守られ、未来へと繋がっていくことを心から願っています。