英語検定試験「TOEIC」で、中国籍の京都大大学院生、王立坤被告(27)が替え玉受験の疑いで再逮捕されたのだ。
この事件、ただの不正じゃない。日本の試験制度の信頼性、そしてわたしたちの社会の公平性を揺さぶる深刻な問題だ。
巧妙な手口と組織的な影
王立坤被告は、2025年3月1日、東京都練馬区のTOEIC試験会場で、偽造した受験票を使って替え玉受験を企てた。自分の顔写真を貼り、別の人物の名前を記載した受験票で堂々と試験に臨んだのだ。
驚くべきは、その手口の巧妙さ。マスクの内側に約7センチの小型マイクを隠し、試験中に他の受験者に解答を伝えていたとされる。
さらに、受験者の中には3ミリのビーズ型イヤホンやペンダント型の中継器を持つ者もいた。こんな小さなデバイスで、まるでスパイ映画のような不正が行われていたなんて、信じられない気持ちだ。
警視庁国際犯罪対策課は、押収した機材や動画から、組織的なカンニングの可能性を指摘。
日本の信頼を踏みにじる行為
この事件で特に腹立たしく思うのは、日本社会の「信頼」を軽んじる姿勢だ。TOEICは、企業や大学が英語力を測る重要な試験。
そのスコアは、就職や進学で大きな意味を持つ。なのに、替え玉受験で高得点を水増しするなんて、努力する人をバカにしている。
王被告はこれが4回目の逮捕。2024年6月や2025年2月、3月にも同様の不正を繰り返し、毎回900点以上の高得点を叩き出していたという。
同じ住所から複数の受験者が申し込む不自然さも発覚。たとえば、6月7日の練馬区の試験では、77人が同じ住所で登録していた。
こんな組織的な不正、許せるはずがない。日本で学び、暮らすなら、ルールを守ってほしい。
それができないなら、強制送還もやむを得ないと思う。だって、わたしたちの社会の土台が揺らぐんだから。
この事件の背景には、中国社会の「学歴至上主義」が関係しているんじゃないかと。中国では、良い大学や仕事を得るために、手段を選ばないケースが目立つ。
でも、日本でそんな価値観を持ち込むのは、絶対に間違ってる。日本の試験は、努力と実力で勝負する場なんだ。
日本の文化や制度を尊重せず、不正で利益を得ようとする行為は、わたしたちの社会に対する裏切りだ。
特に、京都大学院のような名門校の学生がこんなことをするなんて、失望しかない。
わたしたちの社会を守るために
この事件、単なる個人の不正じゃない。背後には、カンニングを請け負う「業者」の存在がちらつく。
中国のSNSでは、替え玉受験を80万円で請け負う業者の宣伝が横行。900点以上を保証するなんて、ふざけた話だ。
こんな不正がまかり通れば、TOEICの価値が下がるだけじゃない。日本の教育や雇用の公平性が壊れる。
たとえば、企業が「TOEICのスコアなんて信用できない」と思ったら、正直に努力した人が損をする。
警視庁は、組織的な犯罪グループの全容解明を進めている。
でも、わたしはもっと根本的な対策が必要だと思う。試験会場の監視強化や、身分証の厳格なチェックはもちろん、外国籍の受験者の登録プロセスを見直すべきだ。
日本の試験制度は、信頼と公平性で成り立っている。それを壊すような行為には、厳しい対応が必要だ。
王被告が起訴されれば、京都大学院からの除籍は避けられないだろう。強制送還も、当然の結果だと思う。
だって、わたしたちの国は、ルールを守る人たちの努力で成り立っているんだから。
不正を許せば、日本人ファーストの精神が失われる。わたしたちの暮らしの基盤が、じわじわと侵食されていく。
最後に、わたしは訴えたい。この事件は、わたしたちが日本の文化や制度を守る意識を高めるきっかけだ。
不正を見過ごさず、声を上げる。それが、わたしたちの社会を強くする第一歩だと思う。