燃えろ!世良公則さんが参院選大阪選挙区・無所属で出馬の漢
7月1日、ロックバンド・ツイスト「銃爪」「燃えろいい女」で知られるロックシンガー世良公則氏が参院選への出馬を表明した。69歳という年齢でありながら、なぜ今政治の世界に足を踏み入れることは、相当の覚悟があったのだろうと伺い知れます。
世良氏といえば、1977年に「世良公則&ツイスト」として華々しくデビューし、日本のロック界を牽引してきた人物である。広島県福山市出身で大阪芸術大学を卒業後、音楽活動と並行して俳優としても「太陽にほえろ!」などの人気作品に出演してきた。
48年間という長きにわたって第一線で活躍し続けてきた経験は、政治の世界でも貴重な財産となるに違いない。ていうか、しっかりとした保守思想の持ち主でほんと立候補してくれてありがとうという賛辞を贈りたい。
SNSで見せた政治への関心
世良氏の政治への関心は、近年のSNSでの発言からも明らかだった。今年5月には、江藤拓前農相の「コメは買ったことがない」発言に対して「不謹慎な発言 呆れる」と厳しく批判した。この発言は、米価高騰に苦しむ国民の気持ちを代弁したものとして多くの共感を呼んだのです。
また、2022年には外国人による日本の土地取得問題についても積極的に発言している。「隣国、日本の不動産売買がネットで行われている現状」「日本は戦争する事無く合法的に手に入る国 相互主義に何故しないのか」といったツイートからは、国防意識の高さがうかがえます。
過去には「ミュージシャンが政治に口を出すな」という批判もあったようですが、世良氏は「戦後最大の国難下、先の見えない日本を憂い発言して何が悪いのか」と反論している。この姿勢は、文化人としての社会的責任を自覚した行動といえるでしょう。
大阪から発信する政策ビジョン
記者会見で世良氏が強調したのは、オーバーツーリズムの問題だった。「大阪では外国語が飛び交い、オーバーツーリズムの問題が起きている」と現状を憂い、外国人の入国制限や消費税免税の見直しなど具体的な対策を提案している。
大阪を選挙区に選んだ理由について、世良氏は「デビューから48年間、一番ライブで訪れるのが大阪で、エネルギーをもらう場所」と語った。音楽活動を通じて大阪の人々と深いつながりを築いてきた経験が、政治家としての活動にも活かされるのではないでしょうか。
また「次の世代によりよい日本を残すために、この国を動かしていく」という決意表明からは、単なる話題性狙いではない真剣な政治への取り組み姿勢が感じられる。
無所属での出馬を選んだのも興味深い判断である。既存政党からの誘いを断り、「特定の政党に縛られず自由な発言ができる立場」を重視したという。これは、音楽活動で培った独立精神の表れかもしれません。
無所属候補の当選は決して容易ではないが、世良氏には長年の芸能活動で築いた知名度という強力な武器がある。SNSでの出馬表明には7000を超える「いいね」がつき、「世良公則さんは国会議員になって貰った方が良い説」といった支持の声も多数寄せられている。
エンターテインメント界出身の政治家といえば、過去にも多くの例があります。しかし世良氏の場合、単なる知名度頼みではなく、社会問題への具体的な問題意識と政策提案を持っている点が注目される。文化・芸術分野の政策充実や、若年層の政治参加促進にも期待が寄せられるところです。
わたしたち有権者にとって重要なのは、候補者の過去の実績や発言の一貫性、そして政策の実現可能性を冷静に判断することである。世良氏の今回の挑戦が、日本の政治にどのような新しい風を吹き込むのか、その動向に注目していきたいと思います。
心の底から応援しますよ!